アイリスオーヤマのフードシーラー「VPF-S50」と「VPF-M60」。
どちらも食材を袋に入れて空気を抜き、密封保存できる便利なアイテムですが、「結局どこが違うの?」「自分にはどっちが合っている?」と迷ってしまいますよね。
結論からいうと、袋での保存を中心に、できるだけコンパクトに使いたいならVPF-S50、専用容器での保存やロール収納・カッターなど、より幅広く使いたいならVPF-M60がおすすめです。
特に大きな違いは、次の5つです。
- VPF-M60は専用ガラス容器に対応
- VPF-M60はドライ・ウェットを切り替えられる
- VPF-M60はロール収納とカッターを搭載
- 脱気力はS50が約50kPa、M60が最大約60kPa
- VPF-S50のほうがコンパクトで軽い
ただし、VPF-S50でも肉や魚の小分け保存はもちろん、カレーやシチューなどを冷凍してから袋に入れて保存することができます。
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この記事では、VPF-S50とVPF-M60の違いを、機能だけでなく収納性・価格・消耗品・使い方・注意点まで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
「自分の家庭ならどちらが使いやすい?」という視点で、ぜひ選んでみてくださいね。
VPF-S50とVPF-M60の違いを一覧表で比較
まずは、2機種の違いをまとめて確認してみましょう。
| 比較項目VPF-S50VPF-M60 | ||
|---|---|---|
| 専用ガラス容器 | 非対応 | 対応 |
| 自動運転 | 脱気+シール | ドライ/ウェット |
| 手動脱気 | 可能 | 可能 |
| ロール収納 | なし | あり |
| カッター | なし | あり |
| 脱気力 | 約50kPa | 最大約60kPa |
| シール可能幅 | 最大280mm | 最大280mm |
| 本体サイズ | 約幅37.6×奥行9×高さ6.9cm | 約幅38.9×奥行15×高さ8.3cm |
| 重さ | 約1.05kg | 約1.4kg |
| 電源 | AC100V・50/60Hz | AC100V・50/60Hz |
| カラー | ホワイト | チャコールグレー |
どちらも袋を使った脱気・密封が基本なので、食材を小分けして冷蔵・冷凍したいという目的なら、どちらを選んでも対応できます。
一方で、料理を専用容器に入れて保存したい場合や、ロールから袋を作ることが多い場合はVPF-M60のほうが便利です。
反対に、キッチンの収納スペースが限られていて、袋中心でシンプルに使いたいならVPF-S50が選びやすいでしょう。
VPF-S50とVPF-M60の大きな違いは5つ
ここからは、実際の使い勝手に関係する違いを詳しく見ていきます。
①専用ガラス容器に対応するのはVPF-M60
もっとも大きな違いのひとつが、専用ガラス容器に対応しているかどうかです。
VPF-M60は専用の耐熱ガラス容器に対応しており、容器用チューブを使って中の空気を抜くことができます。
対応する容器は、650mLの「TGS-650」と1,500mLの「TGS-1500」です。
たとえば、夕食に作ったスープや煮物、カレーなど。
袋に入れて保存するよりも、容器に入れたまま保存したほうが扱いやすい料理もありますよね。
そんなときに便利なのがVPF-M60です。
「肉や魚は袋、汁物や作り置きは容器」というように、料理に合わせて保存方法を使い分けられます。
一方、VPF-S50は専用ガラス容器には対応していません。
ただし、「S50では汁物を保存できない」という意味ではありません。
VPF-S50では、カレーやシチューなどをいったん冷凍してから専用袋に入れ、手動で脱気・シールする方法が案内されています。
そのため、
冷凍して袋で保存する方法で問題ないならS50でも十分
という考え方ができます。
「汁物を専用容器で保存したいかどうか」が、まず最初の選択ポイントになります。
②VPF-M60はドライ・ウェットを切り替えられる
自動運転にも違いがあります。
VPF-M60には、食材に合わせて「ドライ」と「ウェット」を切り替える機能があります。
乾燥した食品にはドライ、水分を含む食品にはウェットというように、使い分けができるのが特徴です。
一方、VPF-S50の自動運転は「脱気+シール」です。
ボタン操作をできるだけシンプルにしたい方には、S50のほうがわかりやすく感じられるかもしれません。
ただし、ここは注意したいところ。
M60のウェットモードを使えば、汁物を袋に入れてそのまま吸引できるわけではありません。
水分の多い料理は、専用容器を使う方法などを検討する必要があります。
つまり、M60のウェットモードは「どんな液体料理でも袋で真空保存できる機能」ではなく、食材の水分量に合わせて脱気しやすくするための機能と考えるとわかりやすいでしょう。
③ロール収納とカッターがあるのはVPF-M60
VPF-M60には、専用ロールを本体に収納できるスペースとカッターが搭載されています。
ロールタイプをよく使う方には、うれしいポイントですね。
ロールなら、保存する食材の大きさに合わせて袋の長さを調整できます。
たとえば、大きめの魚を保存するときと、少量のお肉を保存するときでは、必要な袋の大きさが違います。
ロールなら、その都度ちょうどいい長さにできます。
さらにM60なら、ロールとカッターを本体にまとめておけるので、作業に必要な道具を探す手間も減らせます。
ただし、カッターが付いていても、袋が完全に自動でできるわけではありません。
ロールを必要な長さに切り、片側をシールして袋状にする作業は必要です。
一方、VPF-S50にはロール収納やカッターがありません。
ロールを使う場合は、別の場所に保管し、必要な長さに切って使います。
そのため、専用袋を中心に使うならS50でも不便を感じにくいでしょう。
④脱気力はVPF-S50が約50kPa、VPF-M60が最大約60kPa
脱気力にも違いがあります。
公表値では、
- VPF-S50:約50kPa
- VPF-M60:最大約60kPa
となっています。
数値だけを見ると、M60のほうが高いですね。
ただし、この数字だけを見て「M60のほうが必ず保存性が高い」「食品が何日長持ちする」と判断することはできません。
実際の保存状態は、食材の種類や水分量、袋の状態、保存温度などによって変わるためです。
どちらにも袋の空気を抜いて密封する基本機能があります。
そのため、脱気力だけで決めるよりも、容器・ロール・収納性など、自分が実際に使う機能を優先して選ぶほうが失敗しにくいでしょう。
⑤本体がコンパクトなのはVPF-S50
収納しやすさではVPF-S50が有利です。
VPF-S50のサイズは約幅37.6×奥行9×高さ6.9cm。
一方、VPF-M60は約幅38.9×奥行15×高さ8.3cmです。
特に違うのが奥行きで、S50は約9cm、M60は約15cm。
奥行きに約6cmの差があります。
キッチンでは、炊飯器や電子レンジなどですでに作業スペースがいっぱいになっていることもありますよね。
使わないときは棚にしまっておきたいなら、スリムなS50は扱いやすいでしょう。
重さも、
- VPF-S50:約1.05kg
- VPF-M60:約1.4kg
となっており、S50のほうが約350g軽くなっています。
使うたびに出し入れするなら、この軽さも意外と大切です。
ただし、M60は本体だけでなくロール収納やカッターを備えているため、単純に「小さいほうが便利」とはいえません。
本体の収納性を優先するならS50、道具をまとめて使いたいならM60と考えると選びやすくなります。
VPF-S50とVPF-M60に共通する便利な機能
違いばかりに目が行きますが、2機種には共通点もあります。
どちらも専用袋や専用ロールを使って、食材を脱気・密封できます。
肉や魚を小分けして冷蔵・冷凍できる
まとめ買いした肉や魚を、一度に使う分量ごとに小分けして保存できるのは、フードシーラーの大きな魅力です。
大容量パックを買ったときも、家族の食事に合わせて1回分ずつ分けておけば、調理するときに必要な量だけ取り出せます。
冷凍庫の中も整理しやすくなりますね。
袋の中の空気を抜いて密封することで、食材が空気に触れにくくなるのもポイントです。
ただし、真空保存したからといって食品がいつまでも保存できるわけではありません。
冷蔵・冷凍など適切な温度で保存し、早めに使い切ることが大切です。
脱気せず「シールだけ」で閉じることもできる
2機種とも、空気を抜かずに袋の口をシールする使い方ができます。
パンやスナック菓子など、強く空気を抜くと形が崩れやすい食品には、この方法が便利です。
「真空にするか、シールだけにするか」を食品に合わせて選べるので、すべての食材を無理に脱気する必要はありません。
ただし、シールだけの場合は袋の中に空気が残ります。
脱気密封と同じ保存状態になるわけではないので、保存期間を長く考えすぎないようにしましょう。
また、使用する袋についても注意が必要です。
基本的にはメーカー指定の専用袋・専用ロールを使用します。
手元にある一般的なポリ袋やジッパー付き保存袋を、そのまま代用品として使えるわけではありません。
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VPF-S50とVPF-M60の価格を比較
本体価格も、購入前にチェックしておきたいポイントです。
2026年8月28日に確認したJoshin webの税込会員価格では、
- VPF-S50:4,381円
- VPF-M60:8,655円
でした。
この販売例では、4,274円の価格差があります。
ただし、販売価格はショップや時期、セール、ポイント還元、セット内容などによって変わります。
そのため、購入するときは表示されている最新価格を確認してください。
価格差だけを見るとS50のほうがかなり手頃ですが、M60には専用容器への対応やロール収納、カッターなどの追加機能があります。
つまり、
「高いか安いか」だけではなく、その機能を実際に使うか
で判断することが大切です。
専用袋・ロール・容器まで含めて選ぼう
本体価格だけでなく、購入後に使う消耗品や別売品も考えておきましょう。
VPF-S50には専用袋が付属します。
一方、VPF-M60の標準付属品は電源コードセットと容器用チューブで、袋・ロール・ガラス容器は別売です。
そのためM60を購入する場合は、
「届いたらすぐ袋保存をしたい」
「専用容器で作り置きを保存したい」
など、自分の使い方に合わせて必要なものをそろえる必要があります。
商品ページではロールや容器が写真に写っていても、それらが必ずセットに含まれているとは限りません。
本体単品なのか、袋や容器が付いたセットなのかを購入前に確認することが大切です。
また、専用袋やロールは消耗品なので、購入後も費用がかかります。
専用袋は袋を作る手間が少なく、ロールは食材に合わせて長さを調整できるのがメリットです。
どちらが便利かは、普段どんな食材を保存するかで変わります。
VPF-S50とVPF-M60を使うときの注意点
便利なフードシーラーですが、使い方を間違えると十分な性能を発揮できません。
購入前に知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
水分の多い食材はそのまま吸引しない
肉や魚などを保存するとき、袋の中に水分が多い状態で脱気すると、本体内部に水分が入り込むおそれがあります。
買ってきた肉からドリップが出ている場合などは、水気を取るなど、説明書に沿った下準備を行いましょう。
カレーやシチューなど水分の多い料理についても、そのまま袋に入れて吸引するのではなく、機種に合った保存方法を選ぶ必要があります。
VPF-S50の場合は、冷凍してから袋に入れる方法が案内されています。
熱い料理をそのままパックしない
作りたての料理を熱いまま密封する使い方にも注意が必要です。
保存するときは、食品の状態や説明書の指示を確認し、適切に冷ましてから作業しましょう。
野菜や果物なども、食品によって下準備が必要です。
「袋に入れてボタンを押せば全部OK」という家電ではないので、最初は取扱説明書を確認しながら使うと安心です。
連続使用するときは休ませる
両機種とも、続けて使用する場合はその都度30秒以上間隔をあけるよう案内されています。
まとめ買いした日に何袋も作る場合は、休憩をはさみながら作業しましょう。
また、袋を正しくセットし、ふたを左右しっかりロックすることも大切です。
真空保存しても殺菌できるわけではない
ここは特に覚えておきたいポイントです。
真空保存は食品を殺菌するものではありません。
空気を抜いたからといって、常温で長期間保存できるわけではありません。
食品は適切に冷蔵・冷凍し、保存した日を確認しながら早めに使い切りましょう。
専用袋を電子レンジで使う場合も、密封したまま加熱するのは避け、袋に切れ目を入れるなど、袋の説明書に従って使用してください。
VPF-S50がおすすめなのはこんな人
ここまでの違いを踏まえると、VPF-S50は次のような方におすすめです。
- 肉や魚の小分け保存が中心
- 専用袋を使って手軽に保存したい
- 専用容器は必要ない
- 本体をコンパクトに収納したい
- できるだけ購入費を抑えたい
- シンプルな操作で使いたい
- ロールを頻繁に使う予定はない
特に、「まずは食材の小分け保存から始めたい」という方にはS50が向いています。
カレーやシチューなども、冷凍してから袋に入れる方法で対応できます。
専用容器を使わないのであれば、M60の追加機能を使う機会が少なくなる可能性もあります。
「使わない機能のために予算を増やしたくない」という方なら、S50を選ぶのも十分ありです。
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VPF-M60がおすすめなのはこんな人
一方、VPF-M60は次のような方におすすめです。
- 専用ガラス容器を使いたい
- 汁物や作り置きを容器で保存したい
- ロールから袋を作ることが多い
- 本体のカッターを活用したい
- 食材に合わせてドライ・ウェットを使い分けたい
- 袋と容器を使い分けたい
- 多少大きくても機能性を優先したい
特に魅力なのは、袋だけに保存方法を限定しなくてよいことです。
「お肉は袋、作り置きの料理は容器」というように、食材に合わせて使い分けられます。
ロール収納とカッターもあるので、ロールをよく使う方には便利でしょう。
ただし、本体価格はS50より高く、専用容器などを追加すると購入費も増えます。
「その機能を本当に使うか」を考えてから選ぶのがおすすめです。
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VPF-S50とVPF-M60で迷ったら、保存方法を基準に選ぼう
2機種で迷ったときは、価格や脱気力の数字だけでなく、普段どんなものを保存するかを考えてみましょう。
袋中心ならVPF-S50
肉や魚、野菜などを小分けして冷蔵・冷凍したいなら、VPF-S50でも十分対応できます。
本体もスリムで軽く、収納スペースを取りにくいのが魅力です。
「真空保存を始めたいけれど、できるだけシンプルにしたい」という方には、S50が使いやすいでしょう。
袋と容器を使い分けるならVPF-M60
作り置きの料理や汁物を専用容器に入れて保存したいなら、VPF-M60が候補になります。
さらにロール収納とカッターがあるため、ロールを使った保存を中心にしたい方にも向いています。
本体や容器を収納する場所を確保できるなら、より幅広い保存方法を楽しめます。
VPF-S50とVPF-M60についてよくある質問
最後に、購入前に気になりやすい疑問をまとめます。
市販のポリ袋は使える?
基本的には、メーカー指定の専用袋・専用ロールを使用します。
一般的なポリ袋やジッパー付き保存袋を、そのまま代用品として使えるわけではありません。
購入時は対応する袋の種類を確認しましょう。
専用袋は洗って再利用できる?
メーカーは衛生上の理由から、専用袋を再利用しないよう案内しています。
洗って繰り返し使う前提ではなく、消耗品として考えておきましょう。
VPF-S50でも専用ロールは使える?
はい、VPF-S50でもメーカー指定の専用ロールを使用できます。
ただし、本体にロール収納やカッターはありません。
ロールを別に保管し、必要な長さに切って使用します。
そのため、ロールを頻繁に使う方は、収納とカットのしやすいM60のほうが便利に感じる可能性があります。
VPF-S50で汁物は保存できる?
カレーやシチューなどは、冷凍してから専用袋に入れて保存する方法が案内されています。
ただし、汁物を専用容器に入れて保存する機能はS50にはありません。
「冷凍して袋で保存する」ならS50、「専用容器で保存したい」ならM60という違いで考えるとわかりやすいでしょう。
VPF-S50とVPF-M60の違いまとめ
VPF-S50とVPF-M60は、どちらも食材を袋に入れて脱気・密封できるフードシーラーです。
大きな違いをまとめると、
VPF-S50は、袋中心でシンプルに使いたい方におすすめ。
スリムで軽く、購入費も抑えやすいため、肉や魚を小分けして冷蔵・冷凍保存したい方に向いています。
一方、
VPF-M60は、袋と専用容器を使い分けたい方におすすめ。
専用ガラス容器に対応し、ドライ・ウェットの切り替えやロール収納、カッターなども備えています。
ただし、M60は本体価格が高めで、専用容器なども別途必要になる場合があります。
そのため、単純に「機能が多いM60のほうが上」と考えるのではなく、
「自分がその機能を使うか」
を基準に選ぶのがおすすめです。
袋での小分け保存がメインならVPF-S50。
袋に加えて容器保存やロールを活用したいならVPF-M60。
普段の買い物や作り置きを思い浮かべながら、自分のキッチンに合う1台を選んでみてくださいね。
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