冷蔵庫を買い替えようとしているとき、候補に挙がりやすいのがパナソニックの「NR-C37ES2」と「NR-C37ES1」です。
どちらも365Lの3ドア冷凍冷蔵庫で、幅・奥行・高さも同じ。冷蔵室、冷凍室、野菜室の容量まで共通しているため、商品ページを見比べても「結局どこが違うの?」と感じやすい2機種です。
しかも型番を見ると「ES1」と「ES2」。
数字が1から2に変わっているので、大幅に性能がアップした新型なのか、それとも細かな変更だけなのかも気になるところです。
そこでこの記事では、NR-C37ES2とNR-C37ES1について、単純にスペックを並べるだけではなく、「買い替えるなら何を基準に考えればいいのか?」という視点から違いを整理します。
先にポイントを押さえると、2機種の基本的な冷蔵庫としてのサイズや収納量はかなり近い一方、NR-C37ES2では野菜室に「シャキシャキ野菜室」が追加されています。
NR-C37ES2では、野菜室の下段にモイスチャーコントロールフィルターと保鮮プレートを搭載し、湿度をコントロールすることで野菜の鮮度を保つ機能が採用されています。パナソニックは、条件付きで約7日間鮮度をキープすると案内しています。
一方、NR-C37ES1の公式仕様には、この「シャキシャキ野菜室」の記載はありません。
つまり、今回の比較では「365Lの冷蔵庫としてどちらが大きいか」という話よりも、同じくらいの収納力を持つ2台のうち、野菜の保存機能にどこまで価値を感じるかが重要なポイントになってきます。
この記事を最後まで読むことで、
- NR-C37ES2とNR-C37ES1の具体的な違い
- 共通している部分と、変わっている部分
- 新しいNR-C37ES2を選ぶ意味
- NR-C37ES1を候補に残す場合に確認したいこと
- 買い替え前にサイズや設置場所で注意したいポイント
が整理できるようにしていきます。
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NR-C37ES2とNR-C37ES1の違いを先に整理
最初に、2機種を比較するときに重要なところから見ていきましょう。
NR-C37ES2とNR-C37ES1は、どちらも定格内容積365L。冷蔵室は212L、冷凍室は72L、野菜室は81Lです。
本体サイズも幅600mm×奥行600mm×高さ1,850mmで共通しており、年間消費電力量も50Hz・60Hzともに330kWh/年、2021年度省エネ基準達成率は105%となっています。
そのため、「ES2になって容量が増えた」「ES2のほうが本体が大きくなった」といった単純なモデルチェンジではありません。
比較すると、主な違いは次のように整理できます。
| 比較ポイント | NR-C37ES2 | NR-C37ES1 |
|---|---|---|
| 容量 | 365L | 365L |
| 冷蔵室 | 212L | 212L |
| 冷凍室 | 72L | 72L |
| 野菜室 | 81L | 81L |
| 本体サイズ | 幅600×奥行600×高さ1,850mm | 幅600×奥行600×高さ1,850mm |
| 年間消費電力量 | 330kWh/年 | 330kWh/年 |
| 省エネ基準達成率 | 105% | 105% |
| 野菜室 | シャキシャキ野菜室搭載 | シャキシャキ野菜室の記載なし |
| 野菜室の位置 | 真ん中 | 真ん中 |
| 急凍機能 | あり | あり |
| 自動製氷 | あり | あり |
| AIエコナビ | あり | あり |
| Ag低温脱臭 | あり | あり |
※数値・仕様はパナソニック公式情報をもとに整理しています。
この表から分かるのは、2機種の土台となる冷蔵庫としての構成はかなり似ているということです。
冷蔵庫を比較するときは、「新しいモデル=容量も性能もすべて上」というイメージを持ちやすいものですが、今回はそうとは限りません。
たとえば冷蔵室の212L、冷凍室の72L、野菜室の81Lは同じです。
冷凍室についても、どちらにも急凍機能が搭載されています。また、自動製氷や製氷おそうじ機能、AIエコナビ、Ag低温脱臭といった基本的な機能も共通しています。
そのため、買い替え時に「ES2のほうが収納量も大幅に増えているはず」と考えて選ぶのではなく、実際に追加された機能と、それが自分の使い方に必要かどうかを見ることが大切です。
2機種で特に注目したいのが「シャキシャキ野菜室」
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NR-C37ES2を語るうえで外せないのが、「シャキシャキ野菜室」です。
NR-C37ES2では、野菜室の下段に「モイスチャーコントロールフィルター」と「保鮮プレート」を搭載しています。
パナソニックの説明によると、野菜室の下段にある葉野菜コーナーの湿度を適切にコントロールし、約7日間の鮮度キープを目指す機能です。
ここで注意したいのは、「野菜室全体のすべての野菜が7日間同じ状態で保存できる」という意味ではないことです。
メーカー自身も、運転状況や食品の種類・状態・量、保存前の状態などによって効果が異なると説明しています。また、ボトルコーナーに入れた野菜は対象外で、シャキシャキ野菜室の機能は野菜室の下段に限られます。
それでも、普段から野菜をまとめ買いする人にとっては、この機能は比較する理由になりやすいでしょう。
たとえば、週末にスーパーで野菜をまとめて購入し、平日に少しずつ使うような家庭なら、冷蔵庫に入れている時間が長くなります。
この場合、単に「81Lの野菜室がある」という容量面だけではなく、野菜をどのように保存するかまで考えて選ぶことができます。
反対に、野菜を買ったら数日以内に使い切ることが多い人なら、シャキシャキ野菜室が購入の決め手になるかどうかは変わってきます。
つまり、NR-C37ES2の追加機能は「誰にとっても必須」というものではなく、野菜の買い置きや保存期間を重視する人ほどチェックしておきたい機能と考えると分かりやすいでしょう。
容量が同じだからこそ、価格差だけで決めない
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NR-C37ES2とNR-C37ES1を比較するとき、販売価格の差はもちろん重要です。
ただし、冷蔵庫は長期間使う家電なので、「安いほうを買えばいい」と単純に考えるのではなく、追加機能をどのくらい使う可能性があるかも一緒に考えたいところです。
たとえば、
「野菜はあまり買い置きしない」
「冷蔵庫に入れた野菜はすぐに使う」
「基本的な収納量が確保できれば十分」
という使い方なら、シャキシャキ野菜室のために新しいモデルを選ぶ必要性はそれほど高くないかもしれません。
一方、
「野菜をまとめ買いする」
「葉物野菜を数日以上保存することが多い」
「食材をなるべく無駄にしたくない」
「新しいモデルに搭載された機能を取り入れたい」
という人なら、NR-C37ES2の追加機能をチェックする意味があります。
このように考えると、今回の比較は「新型と旧型のどちらが上か」ではなく、自分の買い物・料理・保存のスタイルに対して、追加された機能に価値があるかを判断する比較だと分かります。
NR-C37ES2はどんな冷蔵庫?新モデルで確認したいポイント
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NR-C37ES2は、パナソニックが2025年7月下旬に発売した365Lの冷凍冷蔵庫です。
本体は幅60cm、奥行60cm、高さ185cm。奥行きを60cmに抑えた設計で、パナソニックは301~400Lクラスにおける奥行60cmの薄型冷蔵庫として紹介しています。
365Lという容量を確保しながら、幅だけでなく奥行きも60cmに収めているため、冷蔵庫の前に調理スペースを確保したい家庭では、本体寸法もチェックしておきたいポイントです。
また、NR-C37ES2は単純に「野菜室の機能だけを強化したモデル」と考えるより、限られたキッチンスペースに置きやすく、日常的な収納をシンプルに使える365Lクラスの冷蔵庫として見ると特徴がつかみやすくなります。
収納の中心になる「真ん中野菜室」
NR-C37ES2は、野菜室が真ん中に配置されています。
野菜室の容量は81Lで、食品収納スペースの目安は51L。2Lペットボトルは4本収納できます。
真ん中に野菜室があるメリットは、単に「野菜をたくさん入れられる」ことだけではありません。
野菜を取り出すときに、毎回大きくかがみ込む必要がないため、日常的な使いやすさにも関係します。
特に、
- 野菜をよく使う
- 料理のたびに野菜室を開ける
- 重い野菜をまとめて購入する
- 野菜室に飲料なども入れたい
という使い方なら、中央に野菜室があるレイアウトはチェックしておきたいところです。
さらにNR-C37ES2では、この野菜室にシャキシャキ野菜室の機能が加わっています。
つまり、NR-C37ES2の野菜室は、「収納場所としての容量」と「保存状態への配慮」の両方を意識した設計になっていると考えられます。
「シャキシャキ野菜室」は下段が対象
ここは購入前に知っておきたいポイントです。
NR-C37ES2のシャキシャキ野菜室は、野菜室全体ではなく下段の葉野菜コーナーが対象です。
モイスチャーコントロールフィルターによって湿度を調整し、保鮮プレートと組み合わせて鮮度を保つ仕組みになっています。フィルターは取り外して水洗いでき、交換は不要とパナソニックが案内しています。
そのため、NR-C37ES2を検討する場合は、
「野菜室があるから鮮度が保たれる」
と漠然と考えるのではなく、
「下段の葉野菜コーナーに、鮮度を保つための仕組みが追加されている」
と理解しておくと、実際の使い方をイメージしやすくなります。
たとえば、レタスや葉物などを買ってからすぐに使い切れない家庭では、こうした保存機能が気になるでしょう。
一方で、野菜を購入した日に調理してしまうことが多い場合は、容量や収納のしやすさのほうが重要になる可能性があります。
冷凍室は「まとめ買い」にも対応
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NR-C37ES2の冷凍室は72Lで、食品収納スペースの目安は45Lです。
上段ケースは深さ約14cmで、冷凍食品を立てて収納しやすい設計になっています。また、急凍機能にも対応しています。
冷凍庫の使い方は家庭によってかなり差が出ます。
冷凍食品を数個入れる程度なら収納方法はそれほど気にならないかもしれませんが、
「冷凍食品をまとめ買いする」
「作り置きを冷凍する」
「肉や魚を小分けにして保存する」
といった使い方では、冷凍室の整理しやすさが日々の使い勝手に影響します。
NR-C37ES2では、冷凍食品を立てて収納できるスペースが用意されているため、冷凍室の中身を上から重ねてしまって「何が入っているか分からない」という状態を避けやすい設計になっています。
また、急凍機能を使えば、作り置きなどをすばやく冷凍する用途にも対応できます。
冷蔵室には「わけられるん棚」を搭載
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冷蔵室は212Lで、チルドルームは11L。全棚ガラス棚を採用しています。
さらに、3段目には「わけられるん棚」が採用されています。
棚の前半分を取り外すことで、背の高いボトルなどを収納しやすくすることができます。
冷蔵庫の棚は、収納する食品の高さがバラバラだと意外と使いにくいものです。
牛乳や調味料、保存容器、鍋などを収納すると、「あと少し高さがあれば入るのに」という場面も出てきます。
そこで棚の一部を調整できると、固定された棚よりも収納方法を変えやすくなります。
NR-C37ES2は、単純に容量を大きくするのではなく、365Lという限られた容量を日常的に使いやすくするための収納設計も重視されています。
幅・奥行ともに60cmなのも見逃せない
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冷蔵庫選びでは、容量ばかりに目が向きがちですが、買い替えの場合は「今ある場所に置けるか」が最優先です。
NR-C37ES2の外形寸法は幅600mm×奥行600mm×高さ1,850mm。
設置時には、本体左右にそれぞれ5mm以上、上方向に50mm以上のスペースが必要とされています。さらに、壁際に置いて冷蔵室のドアを十分に開けられない場合は、壁から15mm以上のスペースが必要です。
また、冷蔵室のドアを開けたときの最大奥行は1,156mm、野菜室を最大まで引き出した場合の奥行は945mmとされています。
したがって、「本体が奥行60cmだから、設置場所の奥行きも60cmあれば問題ない」とは限りません。
実際の購入前には、壁との距離だけでなく、ドアや引き出しを開けた状態まで含めて確認することが大切です。
買い替えでは、現在使っている冷蔵庫を置いている場所の寸法を測り、
- 設置スペースの幅
- 設置スペースの奥行
- 天井までの高さ
- 左右の壁との距離
- ドアを開けたときのスペース
- 野菜室・冷凍室を引き出したときのスペース
- 搬入経路
まで確認しておくと、購入後のトラブルを防ぎやすくなります。
NR-C37ES2は「奥行60cm」という数字だけを見ると置きやすそうに感じますが、冷蔵庫は扉や引き出しを動かして使う家電です。
置けるかどうかと、快適に使えるかどうかは別に考えることが、買い替え時の重要なポイントです。
NR-C37ES1は「必要な機能をシンプルに使いたい」人向け
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NR-C37ES1は、2024年10月下旬に発売されたESシリーズの365Lモデルです。パナソニックは発売時、301~400Lクラスで奥行60cmの薄型設計を特徴として打ち出していました。
現在のNR-C37ES2と比べると1世代前のモデルになりますが、だからといって基本性能が大きく異なるわけではありません。
むしろ今回の比較で注目したいのは、NR-C37ES1の基本構成がNR-C37ES2とかなり共通していることです。
365Lという容量、本体サイズ、冷蔵室・冷凍室・野菜室の容量、年間消費電力量などは同じです。NR-C37ES1にも急凍機能、自動製氷、AIエコナビ、Ag低温脱臭などが搭載されています。
そのため、
「型落ちだから機能が大幅に削られているのでは?」
と考える必要はありません。
NR-C37ES1は、365Lクラスの冷蔵庫として日常的に必要になる機能を一通り備えたうえで、比較的シンプルに使えるモデルと考えられます。
ES1の大きな魅力は「奥行60cm」の薄型設計
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NR-C37ES1が登場したとき、パナソニックが特に強調していたのが奥行60cmという薄型サイズです。
幅600mm、高さ1,850mm、奥行600mmという寸法で、キッチンと横並びに置いたり、カップボードの横に設置したりしても、キッチンの動線を確保しやすいことが特徴として紹介されました。
これはNR-C37ES2にも引き継がれているため、ES1だけの特徴ではありません。
ただし、買い替えを検討している人にとっては重要なポイントです。
冷蔵庫は容量を増やそうとすると、本体も大きくなりがちです。
「今より少し大きな冷蔵庫にしたいけれど、キッチンを圧迫するのは困る」
という場合、365Lでありながら奥行60cmに収まるESシリーズは候補にしやすいでしょう。
特にキッチンの通路がそれほど広くない家庭では、冷蔵庫が数cm前に出るだけでも圧迫感が変わります。
NR-C37ES1は、こうした容量と設置性のバランスを重視して作られたモデルです。
冷蔵室は日常の収納を組み立てやすい仕様
NR-C37ES1の冷蔵室は212L。
全棚ガラストレイ、チルドルーム、LED庫内照明などを備えています。さらに3段目には、棚の前半分を折りたためる「たためるスライドトレイ(わけられるん棚)」が採用されています。
この棚の使い方は、冷蔵庫を実際に使い始めてから便利さを感じやすい部分です。
たとえば、普段は保存容器や小さめの食品を収納しておきながら、背の高いボトルや大きめの容器を入れたいときには棚の前側を調整できます。
冷蔵庫の棚がすべて固定されていると、「この高さにしたいのに棚が邪魔」という場面が出てきます。
一方、棚の一部を調整できれば、
- 普段は小さな食品を整理する
- 大きな容器を入れるときは棚を変更する
- 奥側と手前側で高さを変える
といった使い分けが可能です。
これはES2でも採用されているため、2機種の優劣を決める機能ではありません。
むしろ、「ES1でも日常の収納性は十分に考えられている」という点を押さえておくと、旧モデルだから使い勝手まで大きく劣るわけではないことが分かります。
冷凍室も基本的な使い方はES2と共通
NR-C37ES1の冷凍室は72Lで、食品収納スペースの目安は45Lです。
また、急凍機能にも対応しています。
そのため、作り置きした料理を冷凍したり、肉や魚を小分けして保存したり、冷凍食品をストックしたりといった一般的な使い方には対応できます。
「新モデルだから冷凍機能も大幅に変わったのでは?」
と思うかもしれませんが、今回のES1とES2では、冷凍室の容量や急凍機能が共通しています。
冷凍室を重視する人にとっては、ここは比較のポイントです。
もし購入理由が、
「冷凍食品をたくさん収納したい」
「作り置きを冷凍したい」
ということであれば、ES2だけを選択肢にする必要はありません。
反対に、今回の比較でES2を選ぶ理由を探すなら、冷凍室よりも野菜室側の変更に注目したほうが分かりやすいでしょう。
ES1とES2は「共通部分」を知ると違いが見えやすい
ここまで見てきたように、NR-C37ES1には365Lの収納容量、真ん中野菜室、急凍、自動製氷、AIエコナビなど、日常使用に必要となる基本機能がそろっています。
では、NR-C37ES2になると何が変わったのでしょうか。
ここでは、機能を一つずつ並べるのではなく、「同じところ」と「変更されたところ」を分けて考えてみます。
容量は同じ
まず、もっとも分かりやすいのが容量です。
| 項目 | NR-C37ES2 | NR-C37ES1 |
|---|---|---|
| 総容量 | 365L | 365L |
| 冷蔵室 | 212L | 212L |
| 冷凍室 | 72L | 72L |
| 野菜室 | 81L | 81L |
どちらも定格内容積は365L。
冷蔵室212L、冷凍室72L、野菜室81Lという構成も同じです。
つまり、ES2に買い替えたからといって「食品を入れられる量が増える」というわけではありません。
冷蔵庫を選ぶ際に、
「今の冷蔵庫よりもっとたくさん食品を入れたい」
という目的が最優先なら、ES1とES2のどちらを選ぶかよりも、365Lという容量そのものが自分の家庭に合っているかを確認する必要があります。
たとえば、現在300L程度の冷蔵庫を使っていて365Lに買い替えるのであれば、両モデルとも容量アップの候補になります。
一方、すでに365L程度の冷蔵庫を使っていて「もっと収納量が欲しい」という買い替えなら、ES1からES2へ変更しても容量そのものは増えません。
この違いは意外と重要です。
本体サイズも同じ
本体サイズも両モデルで共通しています。
幅600mm×奥行600mm×高さ1,850mmです。
そのため、
「ES2のほうが新型だから大きい」
ということもありません。
現在NR-C37ES1を使っていて、同じサイズ感のまま新しいモデルへ変更したいという場合にも、寸法上は比較しやすい組み合わせです。
ただし、買い替えでは「本体寸法が同じだから、そのまま置き換えられる」と決めつけないことも大切です。
冷蔵庫は、ドアを開ける方向や壁との距離、搬入経路なども関係します。
また、冷蔵庫の設置場所だけでなく、玄関から設置場所までの廊下や曲がり角、階段なども確認しておく必要があります。
同じサイズの冷蔵庫から買い替える場合でも、購入前に搬入条件を確認しておくと安心です。
年間消費電力量も同じ
省エネ性能についても、大きな差はありません。
両モデルとも年間消費電力量は330kWh/年、2021年度省エネ基準達成率は105%です。
ここから分かるのは、ES2にしたから年間の電気使用量が大きく減る、というモデルチェンジではないということです。
電気代を最優先に考えて買い替えるのであれば、「ES2だから省エネ面で圧倒的に有利」と考えるのではなく、年間消費電力量330kWh/年という数値を基準に検討したほうがよいでしょう。
なお、実際の電気料金は契約している電力会社や料金単価、使用環境などによって変わるため、年間消費電力量だけから実際の支払額を断定することはできません。
一番大きな違いは「野菜室の保存機能」
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ここからが、ES1とES2を比較するうえで特に重要な部分です。
NR-C37ES2では、野菜室の下段に「シャキシャキ野菜室」が搭載されました。
野菜室の下段にある葉野菜コーナーに「モイスチャーコントロールフィルター」と「保鮮プレート」を搭載し、適切に湿度をコントロールすることで、パナソニックは約7日間の鮮度キープを案内しています。
一方、NR-C37ES1の公式仕様にはシャキシャキ野菜室の記載はなく、野菜室については「野菜室真ん中タイプ」とされています。
したがって、ES1からES2への変更を理解するなら、
「収納量が増えた」ではなく、「同じ81Lの野菜室に、鮮度保持を意識した仕組みが追加された」
と捉えるのが分かりやすいでしょう。
野菜をまとめ買いする家庭ほど違いを感じやすい
たとえば、週末に一週間分の食材をまとめて買う家庭を考えてみます。
キャベツ、レタス、ほうれん草、小松菜などを一度に購入すると、料理の頻度によっては数日間冷蔵庫の中に残ることがあります。
こうした家庭では、野菜室に入れている時間そのものが長くなります。
そのため、野菜の保存状態を重視するなら、ES2に追加されたシャキシャキ野菜室が比較材料になります。
一方で、
「ほぼ毎日買い物をする」
「野菜は買ったらすぐに使う」
「冷凍野菜を使うことが多い」
という家庭では、追加機能の重要度は変わってきます。
つまり、ES2の追加機能は「冷蔵庫を使うすべての人に同じメリットがある」というものではありません。
野菜をどのくらいの頻度で買い、どのくらいの期間保存するか。
ここを基準に考えると、自分に必要な機能かどうかを判断しやすくなります。
「新型だから全部上位」と考えないほうが選びやすい
NR-C37ES2とNR-C37ES1を比較するときにありがちな迷いが、
「ES2のほうが新しいから、すべての面でES1より優れているのでは?」
という考え方です。
しかし、今回の2機種では、容量・サイズ・年間消費電力量・基本的な収納構成などが共通しています。
そのため、比較のポイントを「新型か旧型か」だけにすると、かえって判断しにくくなります。
むしろ、
ES1を基準にして、ES2で追加された機能に価値を感じるか
と考えると整理しやすくなります。
具体的には、
野菜の保存を重視するなら
ES2のシャキシャキ野菜室が候補になります。
特にまとめ買いをする家庭では、野菜室の保存機能が選択理由の一つになります。
冷蔵・冷凍・製氷など基本機能が中心なら
ES1でも基本的な構成は整っています。
冷蔵室212L、冷凍室72L、野菜室81Lという容量はES2と同じで、急凍、自動製氷、AIエコナビなども搭載されています。
電気代の差を期待しているなら
年間消費電力量はどちらも330kWh/年なので、ES2に変えるだけで電気代が大幅に下がるという比較ではありません。
設置スペースが気になるなら
両方とも幅・奥行・高さは同じです。
そのため、キッチンに置けるかどうかは「ES1かES2か」より、設置場所と搬入経路そのものを確認することが重要になります。
価格差がある場合は「追加機能のためにいくら払うか」で考える
買い替えを検討する人にとって、最終的には販売価格も大きな判断材料になります。
特にES1は1世代前のモデルなので、販売店によっては在庫処分などによって価格が変動する可能性があります。
逆に、ES2は新しいモデルであるため、販売価格がES1より高いケースも考えられます。
ここで重要なのは、単純に
「ES1のほうが安いからES1」
「ES2のほうが新しいからES2」
と決めるのではなく、価格差と追加機能をセットで考えることです。
たとえばES1とES2の価格差が小さいなら、野菜の保存機能を追加できるES2を候補にしやすくなります。
反対に価格差が大きく、
「シャキシャキ野菜室はなくても困らない」
という場合は、ES1の基本機能で十分と考えることもできます。
冷蔵庫は長く使う家電だからこそ、購入時の価格だけではなく、
「その価格差を払って追加機能を使うのか?」
という視点を持っておくと、自分に合った選択をしやすくなります。
2機種を「生活パターン」で考えると選びやすい
ここまでの違いを、スペックではなく生活パターンに置き換えてみましょう。
ケース1:週末にまとめ買いする
仕事などで平日の買い物が難しく、休日に食材をまとめて購入する家庭。
この場合は、野菜を冷蔵庫に保存しておく期間が長くなりやすいため、ES2のシャキシャキ野菜室が比較材料になります。
ケース2:こまめに買い物する
スーパーやコンビニなどで必要なものをその都度購入する家庭。
この場合は、野菜を長期間保存する必要性が相対的に低くなります。
ES2の追加機能よりも、価格や設置性など別の条件を優先する考え方もできます。
ケース3:作り置きをよくする
休日などに料理をまとめて作り、冷蔵・冷凍保存する家庭。
この場合は野菜室だけでなく、冷凍室の容量や急凍機能も重要になります。
ES1とES2はいずれも冷凍室72L、急凍機能を備えているため、冷凍機能だけを理由に大きく差をつける必要はありません。
ケース4:買い替えで「今と同じサイズ感」を維持したい
現在使っている冷蔵庫の設置スペースに余裕がなく、サイズを大きくしたくない家庭。
この場合は、両機種とも幅60cm×奥行60cm×高さ185cmなので、候補を比較しやすい組み合わせです。
ただし、扉の開閉や引き出しのスペース、搬入経路は別途確認が必要です。
ここまでの比較で分かること
NR-C37ES1とNR-C37ES2は、名前こそ「ES1」「ES2」と分かれていますが、冷蔵庫としての基本的な構成はかなり近いモデルです。
特に、
- 365L
- 冷蔵室212L
- 冷凍室72L
- 野菜室81L
- 幅600mm
- 奥行600mm
- 高さ1,850mm
- 年間消費電力量330kWh/年
- 省エネ基準達成率105%
という主要スペックは共通しています。
そのため、今回の比較で最も注目したいのは、ES2に追加されたシャキシャキ野菜室です。
逆に言えば、
「野菜室の鮮度保持機能をどのくらい重視するか」
が、それぞれのモデルを検討するときの大きな分かれ目になります。
そしてもう一つ重要なのが、販売価格の差です。
同じ容量・サイズの冷蔵庫なので、価格差が大きい場合には、その差額を払ってシャキシャキ野菜室を追加する価値があるかを考えることになります。
この視点を持っておけば、「新型だから」という理由だけで決めるのではなく、自分の家庭で実際に使う機能を基準に比較できます。
NR-C37ES2とNR-C37ES1を横断比較!買い替えで見るべきポイント
NR-C37ES2とNR-C37ES1を、商品ごとではなく購入時に気になるポイントごとに横断比較します。
価格、電気代、容量、野菜室、冷凍室、冷蔵室、設置性、デザインなど、買い替え時に確認しておきたいポイントを整理します。
価格
NR-C37ES1は2024年10月下旬、NR-C37ES2は2025年7月下旬に発売されています。
価格や在庫状況は時期によって変わるため、購入時点での実売価格を比較しながら、追加された機能にどれだけ価値を感じるかを確認することが重要です。
NR-C37ES2で大きな追加ポイントとなるのが「シャキシャキ野菜室」です。
省エネ性能
年間消費電力量は、NR-C37ES2・NR-C37ES1ともに330kWh/年です。
2021年度省エネ基準達成率も105%で共通しています。
NR-C37ES2だから電気代が大きく安くなる、という違いではありません。
容量
総容量はどちらも365Lです。
- 冷蔵室:212L
- 冷凍室:72L
- 野菜室:81L
容量そのものについては、NR-C37ES2とNR-C37ES1で大きな違いはありません。
野菜室
野菜室はどちらも81Lで、中央付近に配置されています。
大きな違いは、NR-C37ES2に「シャキシャキ野菜室」が搭載されている点です。
シャキシャキ野菜室には、湿度をコントロールするフィルターと鮮度保持プレートが採用されています。
パナソニックでは、メーカー試験において約7日間の鮮度保持をうたっています。
一方、NR-C37ES1にはこの仕様についての公式な記載はありません。
ただし、実際の効果は野菜の種類や状態、量、保存条件などによって変わります。また、試験条件による違いもあります。
なお、葉野菜などを収納する下段部分が対象で、ボトルコーナーの野菜などは含まれません。
冷凍室
冷凍室はどちらも72Lで、食品収納スペースの目安は45Lです。
どちらにも急凍機能が搭載されています。
そのため、冷凍室については容量よりも、実際の収納方法や食品の整理のしやすさが使い勝手を左右します。
冷蔵室
冷蔵室はどちらも212Lです。
ガラス棚やチルド室を備えています。
NR-C37ES2には「わけられるん棚」が採用されていますが、NR-C37ES1にも「たためるスライドトレイ(わけられるん棚)」として同様の機能があります。
そのため、冷蔵室については大きな差として考える必要はありません。
設置スペース
本体サイズはどちらも幅600mm × 奥行600mm × 高さ1,850mmです。
NR-C37ES2では、メーカーが左右それぞれ5mm以上、上部50mm以上の放熱スペースを確保するよう案内しています。
また、本体サイズだけでなく、扉や引き出しを開けるためのスペースも必要です。
野菜室の引き出しを最大まで開けた場合の奥行きは945mm、冷蔵室の扉を開いた場合の奥行きは1,156mmです。
重量はどちらも73kgです。
設置場所だけでなく、搬入経路まで事前に確認しておくことが重要です。
デザイン・カラー
NR-C37ES2は、マットホワイトとマットベージュが用意されています。
購入時にはカラーだけでなく、設置場所に合わせて扉の開き方についても確認しておきましょう。
NR-C37ES2が向いている人
- 野菜をまとめ買いすることが多い人
- シャキシャキ野菜室を活用したい人
- 新しいモデルを選びたい人
- NR-C37ES1との価格差に納得できる人
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NR-C37ES1が向いている人
- 冷蔵・冷凍の基本機能があれば十分な人
- 野菜を長く保存することを特に重視しない人
- 価格を優先したい人
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購入前に確認したい7つのポイント
- 設置場所の幅
- 奥行きと放熱スペース
- 搬入経路
- 扉の開き方
- 365Lで容量が足りるか
- シャキシャキ野菜室が必要か
- 購入時点での価格と在庫状況
まとめ
NR-C37ES2とNR-C37ES1は、365Lという総容量をはじめ、冷蔵室・冷凍室・野菜室の容量や年間消費電力量など、基本的なスペックに共通点が多いモデルです。
そのため、単純に「新しいモデルだから良い」と考えるのではなく、追加された機能と価格差を比較して選ぶことが大切です。
特に「シャキシャキ野菜室」を必要とするかどうかが、2機種を選ぶ際の大きな判断ポイントになります。
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